優が風邪を引いた日……
菜緒さんからの電話で優の家に向かっていた。
どうやら仕事が入ってしまったらしい。
近くのコンビニを通り過ぎようとしたとき
ドゥルルルル……。
バイクのエンジン音がした。
「優??」
「あ…朝輝!!」
そこには優と
「え??」
可愛い女の子がいた。
「優……。その子だれ??」
「えぇっと……。」
「ごめんね??優美借りるねっ!!ニコッ」
「あっ…まっ…」
女の子と優はそのままバイクで走り去っていった。
優の家の玄関の鍵が開いていたのでそのまま家にお邪魔させてもらった。
さっきの女の子は誰なんだろう……可愛かったな……。しかも髪の毛も綺麗な汚れてない真っ白な色だったな……。
優の彼女なのかな??
ズキン
あれ、なんだろう。胸が痛む。
どうして??
よく考えたら答えはでたのかもしれないけど、私はそれ以上考えるのをやめた。
そのあとも女の子について悶々と考えていると
ドゥルルルル……
バイクの音が聞こえた。
「帰ってきた……」
思わず私は玄関を飛び出した。