「おい、雅。」


「どうしたの??そんな乱暴にドアあけたら………………」


「いいから、これを調べてくれ。」


新谷はそう言って、真っ白な毛で結われたリボンを、


放物線を綺麗に描いて、雅に投げた。


「それを調べておいてくれ。」


「?? わかった…………」


雅は不思議な顔をして、すぐにイスに座って調べ始めた。