「カナメ横丁で、またいたずらが…………」


「目撃情報も………………」


戦闘用騎士団は、朝から大忙しである。


住民からの問い合わせが殺到。


AM7:00だと言うのに。


「しかし新谷先輩、ここ最近、同じ特徴の目撃情報が多くないッスか?」


団員#03の、境 恭平が尋ねる。


「確かにそうだな。今日は現場に向かってみるか。」


団員#01、新谷 駿也は応答した。


「攻撃は何が効くか、雅に聞いておいてくれ。」


「いいけど、後輩に任せず自分でいいに来なさいよ」


奥の扉から、#02の、十勝 雅が膨れっ面で出てきた。


「なんだ、聞こえてたのか。頼んだ。」


「ったく、人使い荒いんだから。」


そう言いながら、雅は部屋に戻った。