もののけ横丁

恭平は、同情というものに負けた。


仮にも、彼女はクラスメートの颯 仁衣菜。


今まで心を開いてもらおうと苦労し、


話しかけ続けたクラスメート。


『殺すことなんてできない。』


そんな感情に負けてしまい、いつのまにか銃を奪われてしまった。


引き金をひこうか迷ったときには、もう遅かったのだ。


そして、全てが一瞬で終わってしまっていた。


「……………………くそっ……………………」


舌打ちをし、恭平は踵を返した。


そのときちょうど、ポケットの携帯電話がなった。