命の時間



その時、私は身体の異変に気が付いた。


・・・時にはもう遅かった。


ゆっくりと倒れる身体。


全てがスローモーションに見えた。


地面に叩きつけられる身体。


痛くはなかった。


何も感じなかった。


(あぁ、何で今なのよ。)


薄れていく意識の中ゆっくり瞼を閉じた。