命の時間



次の日ー・・・。


『じゃあ、行ってきます!』


退院でもないのに院長先生、宇佐美さん、橋本さんが見送りに来てくれた。


「気をつけてね、楓ちゃん。」


「何かあったらすぐに・・・」


『わかってるよ。宇佐美さん、先生、大丈夫!』


私はピースしてお母さんの車に乗り込んだ。