「あっいたいた!かえでー!」 手を振りながら私の方へ向かってくるなっちゃん。 いつもの笑顔で。 「はい!ちゃんと暖かくしてなきゃダメじゃんー。」 そう言うとカーディガンを肩に掛けてくれた。 『ありがとう。』 「で、話って何?」 『うん、実はね・・・。』