命の時間



(えっ?今なんて・・・?)




「私達はこれからも最善の努力をしていきますが、病気の進行は防げないかと思います。

それでも、余命を越えて5年程生き延びた人もいますし、完治した人もいるので、楓さんにも諦めずに頑張って欲しいのです。」


もはや私には先生の言葉は届いていなかった。


余命・・・半年・・・?


その言葉が頭の中をグルグル駆け巡っていた。