重い瞼を開けてみると、そこはいつもの病室。 宇佐美さんが病室のカーテンを開けてもうっと困った顔をしている。 『あれっ?・・・やっぱり夢だったんだ。』 目をこすりながらそんな事を言っていると、 「また夜遅くまで起きてたんでしょー。」 宇佐美さんが食事を持ってきてくれた。 「はい、薬。あんまり夜更かししてるとピチピチのお肌が荒れちゃうわよ〜?」 宇佐美さんはふふっと笑って病室を出て行った。