命の時間



私は職員室へ向かうように言われていたので、なっちゃんとは生徒玄関で別れた。



職員室のドアを叩き、ガラガラと開ける。



『失礼します。立花です。2年B組の担任の先生はー・・』


と言いかけたところで、1人の男の人が立ち上がり近づいてきた。


「私が2年B組の担任です。立花 楓さん。よく来てくれたね。待っていたよ。」


『桜井先生!』


それは1年生の時の担任の先生だった。


桜井先生はこの学校に30年も務めている先生。


私が2年生に進級できるように、病院でテストを受けさせてくれたり、とてもお世話になった先生だ。