命の時間



ーコンコンッ。


「楓起きてる?そろそろ準備しなさい。
菜月ちゃんが迎えにくるんでしょう?」


『起きてるよー。今から準備する。』


私がそう言うと、お母さんは階段を降りていった。


(そう言えば、なんであの人はあの日私の夢に現れたんだろう。
あの時はまだ何も願ってなかったはず。)

ふと時計を見ると、


『うわっ急がなきゃっ!』


ベッドから飛び起きて制服に着替えた。