「楓ー?そろそろ行きましょ?」


お母さんが荷物を運び終えて、迎えに来てくれた。


『うん。』


私はボストンバッグを持って病室を後にした。


お母さんが病院の玄関まで車を回してくると言ったので玄関前で待つことにした。