命の時間



ーーー次の日。


私はまた屋上に来た。


昨日と同じ日陰で座ってぼーっとしていた。


「お姉ちゃん!」


そこに現れたのはゆうかちゃんだった。


『ゆうかちゃん、病室から出てきて大丈夫なの?』


私でさえ、病室から出してもらえなかったから。


「えへへ、こっそり抜け出してきちゃった。」