命の時間



(まさか・・失敗・・・?)


集中治療室のドアは先生や看護師さんたちがバタバタと出入りしている。


(お願い・・・助かって!)


それから1時間ほど経ってから、集中治療室のランプが消えた。


中から院長先生とベッドに寝ているゆうかちゃんが出てきた。


『先生っゆうかちゃんは?』


先生に駆け寄り聞くと


「あっ、あぁ、立花さん。
実は君と同じように、この子も・・その・・」