命の時間



私は自分の胸に手を当てて光を包み込んだ。


そしてゆうかちゃんの前で手を開いた。


ゆうかちゃんの胸に光が吸い込まれていく。


そして、さっきと同じように周りが明るくなり、ゆうかちゃんが見えなくなって、目を開けた。


しかし、集中治療室のランプは付いたまま。


中の様子が見えないので、不安が募ってきた。