命の時間



100人近くいるような声のなかから、10人なんて選べなかった。


(どうしたらいいのー・・・。)


私は屋上へ向かった。


屋上に出ると少し声が遠くなるからだ。


頭の中で響いていた声も聞き取れないくらい小さくなる。


『ふぅ・・・私、どうしたらいいんだろう。』


(こんな事ならあの人にもっと色々聞いておくんだった。)