命の時間



・・・・・。


(・・ダメ・・だったの?・・
もっともっと生きていたかった。

どうして残された時間は平等じゃないの?
・・・。
生きて・・生きていたかった。)


泣いている私の後ろから、コツ・・コツ・・コツ・・と足音が聞こえた。


ハッと振り返ると前に夢で見た、銀色の髪をした背の高い男の人が立っていた。