*アイドル様とモデルちゃん*

休憩室に瑠樹くんが入ってきたことさえも気づかないくらいぼーっとしていたらしく

体調悪いのか?なんて、瑠樹くんに心配されてしまった。


「んーん、大丈夫っ。」

「ほんとか?紫音はすぐ無理するから。」

「ほんとほんとっ。」


あたしが言うと

んじゃ帰るか、と瑠樹くんは私の手を引いた。