*アイドル様とモデルちゃん*

まあいいじゃんちゃんと話せたんなら、と煇くんは言って

ものすごく自然に華蓮の鞄を持った。


「あ、ありがと。」

「これくらい全然いーっての。んじゃ、帰るか。」

「うんっ。んじゃあ、紫音、またね?」


つい最近付き合い始めたカップルとは思えないくらい

煇くんの隣を歩く華蓮は落ち着いてて、びっくりした。