*アイドル様とモデルちゃん*

いきなりそう言われて

びっくりして、幸村君を見つめた。


「今度から、煇って呼んで。」

「え、でも…。」

「いいから。」


はやく、と促されて

あたしは幸村君から目を逸らした。