*アイドル様とモデルちゃん*

「あ、あのっ…。…少しだけ、時間をください。こんな風に誰かに言われたの、初めてで、だからっ…。」


お願いします、とあたしは頭を下げた。


「あー…、ふられんのかと思ってびびった。…華蓮ちゃんの答えが出るまで、待つから。」


幸村君はぽん、とあたしの頭に触れた。


「じゃあ俺はそろそろ帰るね。」

「あ、ありがとうございましたっ。その、来てくれて…。」

「当たり前じゃん。」