*アイドル様とモデルちゃん*

「…紫音、ごめん。」

「…えっ…?」


髪もまだ濡れたままの瑠樹君は

あたしの前に立って、ぽん、といつも通り

あたしの頭に触れた。


「悩ませたよな、ごめん。」

「そ、そうじゃないのっ…。」