*アイドル様とモデルちゃん*

「た、ただい、ま。」

「お、おう。」


バスローブ姿の紫音は

シャワーを浴びたせいか、ほんの少し頬が紅潮していた。


「あー…、俺も、シャワー浴びてくるわ。」


いつもなら、なんてことない間なのに

動揺を隠しきれていない自分を見せたくなくて

俺はシャワールームに逃げこんだ。


[瑠樹side.end]