*アイドル様とモデルちゃん*

「瑠樹、君…?」

「…紫音ー…?」

「ん、あたしだよ。つかまっていいから、部屋まで行こ?」


あたしの肩を掴んだ瑠樹君の手は

いつもよりずっと熱くて

心なしか、顔を赤くなっていた。