*アイドル様とモデルちゃん*

「ほら、着いたぞ。」

「うわー…、おっきいホテル…。」

「まぁ、パーティーとか式典とか、するときに使ったりするからな。」


瑠樹君はそう言って、あたしの手を引いた。


「行くぞ。…手、繋いでないと、お前どっか行きそうだから。」

「そ、そんなことないって。」

「じゃあ離す?」

「…繋いどく。」