それから、1週間後。


「瑠樹くーん、朝だよー?」

「んー…。」

「今日は朝からマネージャーさんによばれてるんだから…。」


左手薬指にリングをもらったあたしは

籍は入れてないものの、ほんの数日前から瑠樹君の家で、同棲生活を始めていた。


「ほらー?遅れちゃうってー。」

「んー…。」