*アイドル様とモデルちゃん*

「…おかえり、紫音。」

「…ただいま。」


あたしが瑠樹君の方を見ると

瑠樹君はびっくりした顔をして、言った。


「お前、それっ…。」

「えっ…?」

「ちゃんと、着けててくれたんだな。」


指でさされたのは、1年前にもらったネックレスだった。