こっちに着いてからというもの

瑠樹君は、本当に毎日毎日朝晩連絡をくれた。

時差があるにも関わらず

こっちの時間に合わせて、毎日電話をくれた。


〈日本に着いたら、連絡してね?〉

〈うん、落ち着いたら連絡するから。〉


ばいばい、と手を振って

あたしはマネージャーさんと入り口へと向かった。