〈じゃあね、紫音、また来てよ?〉

〈うん、ありがと。〉

〈今度は、自慢の彼も連れてきてね。〉


日本の学校を1年もお休みしてしまった間

ニューヨークの学校に1年だけ通わせてもらいながら

お仕事をしていたあたしは

話せなかった英語も、それなりに話せるようになっていた。