ん、できた、と瑠樹君の声がして

首元を見ると、小さなハートのモチーフの

ネックレスがつけられていた。


「俺のもんって印。ぜってー外すなよ?」

「っ…うんっ…!」


あたしが泣きそうになっていると

いってらっしゃい、と

瑠樹君はあたしに、深くキスをした。