「言ってなかったけど、紫音のニューヨーク行きの件と、俺らのドームツアー、被ってんだよ。」 「な、なんで、知ってるの…?」 「マネージャーにきいた。」 「そ、そっか…。」 これ以上、瑠樹君といたら 抑えてたわがままを言ってしまいそうで あたしは俯いた。