*アイドル様とモデルちゃん*

「そ、それで、どこ、行くの?」

「ん?秘密。ちょっとかかるから、寝てていーぞ。」

「あ、ありがと。」


シートに座ると、緊張が解けたように

睡魔が襲ってきた。


「…おやすみ、紫音。」

瑠樹君の匂い、心地よい揺れを感じながら

あたしは眠りに落ちた。