「…どう?」

「あ、あの。お気持ちは嬉しいです。…でも…。」

「もちろん、はやく答えがほしいってわけじゃないのよ。」

「…はい。」

「だから、考えておいてね?」


マネージャーさんは、そう言った。


昔のあたしなら即答できただろうか。

でも、今のあたしには

1年間も、異国の地で過ごす勇気はない。


それに何より

1年も瑠樹君と会えないのが

たまらなく不安なんだ。