*アイドル様とモデルちゃん*

休憩室に戻ると、驚いているのか動揺しているのかわからない表情のマネージャーさんが部屋にいた。


「…ごめんなさい。」

「…紫音?」

「マネージャーさん、ごめんなさい勝手なことして。」


あたしは今度は、マネージャーさんに頭を下げた。

あたしを守ろうとしてくれていたことは、ちゃんとわかっていたから。