「…あたしもっ、ずっと瑠樹君のそばにいたいっ…。」

わがままいっちゃだめだ

迷惑かけちゃだめだ


いつもそう思うのに

瑠樹君は、簡単にあたしの感情をひきだして

それを叶えてくれる。


「じゃあ、お仕事、行ってくるね…?」

「マネージャー、迎えにくるって。」

「そ、そっか。」

「あ、紫音、忘れ物。」