*アイドル様とモデルちゃん*

[瑠樹side]

「失礼しまーす。」

「あっ…、白井君…。」

「紫音の服、取りに来ました。」

「ありがとう。」


紫音のマネージャーは、俺に今日の分の服を渡して、言った。

「…紫音、大丈夫?」

「どうしてですか?」

「あの子、平気そうな顔してても、多分すごく不安溜め込んでるだろうから…。」

「…あいつのことは、俺が守ります。」