「…おん、紫音…。」

「ん…。」

「起きろって…。ちゅっ…。」

「んん…。」


目の前には、瑠樹君の顔。

びっくりして、息が止まりそうになった。


「…起きた?」

「ん、おはよ…。」


こんな幸せな朝、初めてだ。