*アイドル様とモデルちゃん*

瑠樹君と付き合い始めてから

数週間が経ち。

お互い仕事が忙しいのはいつものことだけれど

瑠樹君はそれでも毎日

少しでも会いに来てくれる。


「あっ、瑠樹君っ…。」

「紫音?」

「撮影、早く終わったからきちゃった。…今、忙しかった?」

「いや、俺も今お前んとこ行こーと思ってた。」