「ほら、ついたぞ。」

「ありがとう、ございます。…瑠樹君、お仕事大丈夫なんですか?」

「今日はもうおわったから。お前は気にしなくていーの。」

「は、はい…。」


当たり前のように手を引かれて

リビングのソファに座らされる。


「飲みもん、持ってくるから待ってて。」

「ありがとうございます。」


あたしはそう言って

瑠樹君の後ろ姿を見つめた。