カメラマンの指示通りに、ポーズや表情を決める紫音は 完璧にモデルだった。 いつもの少女っぽさや 可愛らしい危なっかしさからは 少しも想像がつかないくらいに。 「あの子ね、モデル初めてやった頃から変わらないの。」 「…そうなんですか。」