*アイドル様とモデルちゃん*

[瑠樹side]

「はい、着いたよ。って…、紫音…?」

隣を見ると

紫音は気持ちよさそうに眠っていた。


そりゃあ、家の前に着いても

反応がないわけだ。


「おーい。紫音ー。」

「んー…。…すぅ…。」


眠っている顔を見るのは

これで2回目。


相変わらず、幼い少女みたいだ。