*アイドル様とモデルちゃん*

「お待たせ。」

あたしが、リビングで待たせてもらっていると

何か箱らしきものを持った瑠樹君がかえってきた。


「それ…ですか?渡したいものって。」

「そーそ。紫音、ちょことか好きか?」

「はいっ、大好きですっ。」

「貰いもんなんだけどさ、俺食わねーからやる。」


そう言って、

あたしの手に、箱をのせてくれた。