*アイドル様とモデルちゃん*

あたしが、どうしよう、とうろうろしていると


「紫音、お待たせ。行くぞ。」


と、後ろから声がした。

「瑠樹君っ?」

「…おう。ほら、車乗れ。」

あたしの腕を掴んで

そのまま車に乗せられてしまう。