きいちゃった

私、ダナシーの前で克の名前言っちゃったから…

たべられちゃったの⁉︎


だったら蛍がっ!


私は急いでコートを手に取った。


「どこ行くの千冬!」


「蛍の家!」


お母さんの次の言葉を聞かないように、私は家を飛び出した。