きいちゃった

結局、話はもう一度、少女と話してみることに決まった。


放課後になってから私たちはまた、トイレに来た。

蛍がトイレの入り口で待ってくれてるから大丈夫。


自分にそう言い聞かせてあの時と同じことを始めた。


トントン…


きた….

大丈夫。

ただの、女の子。


私は意を決して振り返った。