屋上につき、ドアを押すと
ギギっと古臭い音をたててあいた。

「開いたね」

って私が言うと同時に
そらが中にはいる。

「せっかちなんだから」

小走りでそらを追いかける。

「あぁー、気持ちいい
 ゆめもこいよ」

伸びしながらぽんぽんっと
自分の隣を叩くそら。
ちょっと睨んで、隣に座る。

「眠くなってきた」

って言ったと思ったら
私のひざで寝始めた。

「え、ちょっと、そら!
 ほんとにねたの?
 起きてよ、もうすぐ始業式終わるよ」

ほっぺを軽く叩いても起きない。
勘弁してよね、なんて思っていると

ふぁぁ〜とおっきいあくびが聞こえた。


そらを見るとすやすや眠っている。