「ちょ、ゆめ
 おいてくなよ」

息を切らしたそらが
たっていた。

「で、俺は何組?」

そうだ、そらのクラス
見るの忘れてた。

「自分で見てよ」

私がそう言うと、まじまじと
クラス表を見始めた。

どこだ、おれ…
なんてひとりごとを言っている。

「あった!3組だ」

急に大声をだすからびっくりした。

「え、3組?
 私も3組だよ」

そらと3年間同じクラスか、
内心は嬉しいけど、そらには言わない。
調子に乗りそうだしね。

「よし、見学するか」

うんっと頷いて、私たちは
職員室前から移動をはじめた。