「何いってんだよ、幸せなことだろ、明日事務所まで送っあげるからちゃんと取りに来て。あと、社長が今後の路線についても話したいって言ってたし。」 「だからさ、何も言ってんじゃん、俺、チョコレート大っ嫌いなんだよね。」 溜まってた疲れと想いが、自分でも信じられないようなキツい言葉になって口から出た。 宮崎に怒りたいわけじゃない。 今のごちゃごちゃした感情を、ただ誰かに聞いてほしいのかもしれない。