ハジマリはバレンタイン


「ていうか、フルネーム呼び、壁を感じる。雅喜でいいよ。」


「え、何言ってるんですか、無理ですよ!それは!」


「悲しいな~でもフルネームはもっと悲しい」


「そ、そんな顔しないでください!!」


ものすごいイケメンが、悲しそうな顔してて、わざとだと分かってても自分がそうさせていることに、焦ってしまった。