隣のクラスの転校生【完】


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そんなこともあり、勝手に桐生渉の存在を知って、勝手に桐生渉を嫌っている私に、



桐生渉が何のようだって言うんだろうか。



まままままさか、嫌いオーラ出てた!?


「だ、大丈夫?顔真っ青だよ?」


「…大丈夫だ、です。」


「ぷっ、何、市村さん面白いね。」


何このチャラ男自分が笑ってもかっこいいこと絶対知ってるよな!?へ、何!?なんで笑うの!?と私の小さな脳みそはパニック。

てかなんで私の名前知ってるの?怖いんだけど。
あ、そんなこと言ったら私もか。いや、桐生渉は噂になってもいいほどイケメンだが、私はそんな噂がたつようなこともない。だからありえない。

なのになんで知ってるの?!